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訪日客数は閑散期でも過去最高 東南アジアが一番注目される

JNTOは2017年2月の訪日外国人数を発表した。2016年同月より7.6%増の203.6万人になった。今年の旧正月は1月末よりすでに始まっており、うるう年であった2016年に比べて2 月の日数も 1 日少なかった。そのため、2月は閑散期だったが、訪日外国人数は2月として過去最高になった。その中でも、東南アジアからの訪日客の伸び率は一番注目を集めている。次いで、インドネシア人は49.6%増の17,900人、フィリピン人は39.4%増の25,800人、ベトナム人は25%増の22,000人、タイ人は22.5%増の75,100人になっている。

日本のインバウンドにおいて、東南アジアの市場は重要になっているため、現地で観光誘客イベントを行う日本企業や自治体は増えている。例えば、東京メトロは2017年1月に、フィリピンパラニャーケ市で開催された「Travel and Tour Expo」に出展し、自社のサービスを現地の人にPRした。また、「JAPAN EXPO THAILAND 2017」が2月10日~12日に、タイバンコクで開催された。イベントでは、ポップカルチャー、観光、アニメなどの日本文化が紹介され、約40万人が来場した。「福岡アジアファッション拠点推進会議」などの日本からの団体も出展した。

上記の傾向を見ると、東南アジアは日本のインバウンドに対して欠かせない市場だと改めて分かるだろう。今後、日本の企業は彼らの誘客にもっと力を入れなければならない、と筆者は思っている。

編集者:オスカー チャウ