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インバウンドにおいて、「日本の歴史や文化遺産」はどんな影響を与えているだろうか

日本の歴史や文化遺産に興味を持つ外国人が増えている。長野県松本市の国宝松本城を訪れた外国人数は、2016年4月~2017年1月まで合計8万9200人になっており、2016年度、は過去最高を記録した2015年度の9万3900人を上回ると予測されている。また、全体の入場者に占める外国人割合も伸びており、2011年度は、全体の2.3%しか占めていなかったが、2015年度は9.9%に増えている。2016年度はさらに伸びると期待されている。松本市はこうした現状を受け、外国人を集客するために、7カ国語のパンフレットを作成しており、無料Wi-Fiも市内に設置している。

また、現在、文化庁は日本の遺産を通して、訪日外国人を誘客している。文化庁は3月7日、東京で欧米などからの海外記者や日本にいる留学生を招き、「日本遺産国際フォーラム」を開催する予定だ。目的は、京都や四国などの日本遺産認定地の研究成果の発表を通して、外国人に日本遺産の魅力を伝えることだという。

日本の歴史に関心を持つ外国人が増えている現象から考えると、インバウンドにおいて、文化遺産や歴史的価値のある観光資源を再発見し、その魅力を伝えられる人材を、もっと育成しなければならないだろう。

編集者:オスカー チャウ