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日本酒の転売ブーム

海外では日本酒の転売がブームとなっている。ワイン業界のミシュランガイド「Wine Advocate」は9月ベストワインのリストを発表した。800種の日本酒の中で、78種は上位に選ばれている。在庫が足りないため、今ニューヨークのレストランやマカオのカジノなどはこぞって購入している。英紙「Financial Times」によると、リストが発表されてから6時間後、すぐ40本の「根知男山」を買う人もいたほどだ。翌日、急に50本のオーダーをうけた酒蔵もあったようだ。日本酒の人気が上がっているため、「Wine Advocate」の代表Robert Parkerは今年10月にニューヨークで日本酒のオークションも行う予定。彼によると、日本では少子化もあり、日本酒の消費量が減っているため、酒蔵の経営が難しくなり、生産量も減り続けている。転売で在庫がさらに厳しくなる可能性もあるようだ。

フランスのワインが好きで、ワイナリを見学するために、ボルドーや、ブルゴーニュなどフランスの地方を訪れる観光客が多いように、日本の酒を求め、酒蔵を見学するために、日本に来る外国人も増えると期待できるだろう。

編集者:オスカー チャウ