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変動するインバウンド市場を把握するための方法とは?

JNTOは2016年5月の訪日客数を発表した。中国をはじめ、台湾や香港など中華圏の訪日客は前年同月比で増加しており、5 月として過去最高の記録となった。しかし、訪日客が増え続けているものの、消費単価が減っている。日銀大阪支店の訪日客の消費パターンリポートによると、中国人の消費単価が減少している。今年1~3月の関西空港を利用した訪日中国人が使った平均金額は約14万円だったが、前年同期より3万円少なくなった。理由としては、中国人は家電などの高額商品より、化粧品、医療品などの日用品を求めているからだ。

また、昨年と比べると、今年は訪日中国人の行動も違った。着物など日本の伝統文化を体験したい中国人が増えている。例えば、大阪市中央区の船場では、訪日客向けの着物体験施設が4月からオープンした。記念撮影や、着たままで観光することもできる。2か月の間で、中国など11カ国、約250人が利用したという。

上記のように、変わり続けているインバウンドを把握するため、積極的に海外の情報を手に入れなければならないと、筆者は思っている。そのため、日本国内だけではなく、海外の方々の話を実際に聞いて、参考にする必要もあるだろう。インバウンドに疑問を持っている方々に海外の旅行業界のプロと交流できるように、弊社は8月2日にセミナー開催を決定した。中国、台湾から旅行業界に精通している現地の方々が講演する。その他、秩父・川越地方に訪日客を誘致している西武鉄道の方も招く予定だ。インバウンドについてより深く把握できるように、参加してみてはいかがだろうか?

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セミナーの詳細はこちら:http://www.gldaily.com/release/release2031/
お申し込みはこちらから:http://goo.gl/forms/ExfZHvVrP3Qw4aXl2

参考:産経新聞「17万円→14万円 「爆買い」単価は減少…中国・資本規制影響か」2016/06/17
http://www.sankei.com/west/news/160617/wst1606170111-n1.html
JNTO「訪日外客数(2016 年 5 月推計値)」2016/06/15
http://www.jnto.go.jp/jpn/news/press_releases/pdf/fotufe0000009h43-att/160615monthly.pdf.pdf
大阪日日新聞「訪日客呼び込め 船場で着物体験」2016/06/15
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/160615/20160615027.html

編集者:オスカー チャウ