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LGBTへの理解は、世界的に今度どう変わる?

カナダの国家「オー・カナダ」の歌詞変更が、可決された。変更内容としては「汝の息子(in all thy sons command)」の部分が「我らすべて(in all of us command)」となる。トルドー首相は性的平等に焦点を合わせていたことも、変更が可決された事の背景として伺える。
近年、このようにLGBTの平等について世界的に考え方が見直されている。LGBTとは、レズビアン(女性同性愛者)、ゲイ(男性同性愛者)、バイセクシュアル(両性愛者)、トランスジェンダー(心と体の性の不一致)の頭文字をとった総称のことを、指す。
アメリカのオバマ大統領は、同性愛者向けナイトクラブで発生した銃乱射事件を受け、LGBTらとの連帯を示した。また、アメリカの思いは事件の生存者や犠牲者の遺族や「標的にされた」LGBTの人々と共にあると表明した。
そんな、LGBTの市場はアメリカで約77兆円、日本では約6兆円の規模。世界全体では100兆円を超えるとされている。近年では、国内外の有名人がカミングアウトすることによって、LGBTの存在は大きく知られるようになっている。LGBT人口は全体の4~6%だが、左利きや血液型がAB型の人がいることに感覚は近く、身近にも一定数いることが分かる。近しい存在となりつつあるLGBTを理解する人が、世界的に多数派となる日もそう遠くはないだろう。

編集者:藤田 奈々