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伊勢志摩サミットは月末開催 訪日客を誘致する取り組み

主要国首脳会議は今月26~27日三重県伊勢志摩サミットで開催される。訪日客を呼び込むため、三重県は訪日客向けの受け入れ環境整備、プロモーションに力を入れている。また、首脳会議関係者らが中部国際空港や名古屋駅を利用するため、愛知県も訪日客を獲得に向けて動いている。

養殖真珠発祥の地とした伊勢志摩地方は、真珠を海外に売り込むために、工夫している。小売などの各業者は「三重県真珠振興協議会」を設立し、英語と中国語で真珠の歴史を紹介するパンフレットを作り、海外メディアを招いている。また、伊勢神宮のお隣の「おかげ横丁」の中にある宝飾店では、サミット開催決定後は、訪日中国人以外にも、欧米系のお客様が増えてきたという声も上がった。

訪日客向けの体験も必要不可欠だ。三重県では外国人が楽しめる体験が増えている。三重県鳥羽市では、海鮮を食べながら、海女との会話を楽しめる海女小屋がある。イスラム教徒向けの礼拝室や体を清める手洗い場も用意した。また、愛知県名古屋市は、伝統な技術と歴史を中心に、トヨタ産業技術記念館や名古屋城、やきもの散歩道などを通じて、訪日客を誘致している。三重県と愛知県の例を見ると、訪日客を誘致する取り組みとして重要なことは、地元自身の魅力を発見・再認識して、利用することではないだろうか。

参考:毎日新聞「サミットで呼び込み 外国人旅行客を三重、愛知へ /愛知」2016/04/30
http://mainichi.jp/articles/20160430/ddl/k23/040/129000c

編集者:オスカー チャウ