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訪日アメリカ人にPRするため、 日本文化を学ばないといけない

近年、インバウンド事業が急成長に伴い、アメリカからの訪日客は徐々に注目されてきている。JNTOによると、2014年と比べ、2015年に訪日アメリカ人の人数は16%増で103万3200人となった。日本を訪れた際、アメリカ人1人あたりの消費単価は21万2746円だったが、買い物に対しては4万円以下しか使わなかった。買い物より、アメリカ人は観光や食事など日本の文化を楽しむ傾向は明らかだ。

アメリカ人を誘致するために、現在アメリカでは、彼らのニーズの取り込みを狙う企業の動きが活発である。例えば、HISは全米10拠点で訪日客のPR キャンペーンを行っている。格安パック旅行では1日800便を超すANAの国内線と3500超の宿泊施設を自由に組み合わせられるという。福岡と札幌を巡る「ラーメン食べ比べの旅」などの旅行プランも今後予定している。また、10日にJNTOはニューヨーク市で日本の魅力をPRするイベント「ジャパンウィーク」を開催した。北海道新幹線の開業に合わせ、北海道・東北方面の名物を紹介した。

では、国内の企業はどうすればいいのだろうか。茶道、華道などの日本文化を味わえるサービスを提供しなければならない、と筆者は思っている。例えば、西新宿にある京王プラザホテルは4月から訪日外国人旅行客を対象にした茶道体験を開始。お茶席を体験しながら、茶道師範による英語での解説を聞くサービスだという。アメリカ人のような体験型旅行が好きな外国人にPRするため、各企業は外国語以外にも、日本文化を少し学ばないといけないのではないか。

参考:日本経済新聞「訪日米国人の心つかめ NYでジャパンウィーク」2016/03/11
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM11H1S_R10C16A3EAF000/
朝日新聞「訪日外国人向け茶道体験をスタート ホテル内茶室で週5日の定期開催」2016/03/11
http://dot.asahi.com/business/pressrelease/2016031100030.html

編集者:オスカー チャウ