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西武園ゆうえんち、2021年リニューアル 1960’sの日本を再現、訪日狙いも

  • キービジュアル:西武ホールディングス
  • 西武鉄道は、埼玉県の「西武園ゆうえんち」開業70周年を記念して、2021年の開業を目指すリニュー アル方針を発表しました。

    2020年1月25日で前身の「東村山文化園」の開園から70年目を迎える当施設ですが、1988年度の年間入場者数約194万人をピークに減少し、2018年度には約49万人と最盛期の4分の1ほどまでに落ち込みました。近年では訪日外国人の増加や「コト消費」のニーズ拡大もあり、入場者数、売上高ともに増加傾向にあるなかで、西武鉄道としてはこの機会に老朽化した施設の改修や、多様化した余暇の過ごし方、変わりつつある消費者ニーズにキャッチアップできるようリニューアルを進めていくとのこと。

    ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ、大阪)の再建に尽力した「森岡毅」氏率いるマーケティング会社「刀」の協力のもと、2021年の完成を目指し、総事業費約100億円を投じて開発する新しい「西武園ゆうえんち」のリニューアルコンセプトは「心あたたまる幸福感に包まれる世界」ということで、1960年代の情緒漂う“あの頃の日本”をイメージし、大人世代にとっては懐かしい空間であるとともに、当時を知らない若い世代にとってはむしろ新鮮に映る、希望に溢れ幸福感に満ちた懐かしい空間を創出する予定。

    レトロな懐かしい町並みを圧倒的なクオリティで再現し、当時の人々との触れ合いや、懐かしい食体験、予定調和ではない人情味あふれるライブパフォーマンスにより、ゲストを思わずその世界に引き込まれたような感覚に包み込むとともに、ライドアトラクションなども新たに導入し、アトラクションならではの没入感とドキドキ感も楽しめる、幅広い世代のゲストから愛される遊園地を目指します。

    最近では、訪日外国人の間でも「思い出横丁」や「谷根千」など日本のレトロカルチャーがトレンドとなっているため、非日常な体験を求める「こと消費」でのインバウンド需要も視野に入れたコンセプトであることもうかがえます。

    現在も調整中の部分があることから、新規のアトラクションや個々のリニューアル内容については2020年の秋ごろに発表する予定です。

  • 参照元:
    トラベルウォッチ(https://travel.watch.impress.co.jp/docs/news/1231095.html)
    朝日新聞デジタル(https://www.asahi.com/articles/ASN1R547FN1RULFA00H.html?iref=comtop_list_nat_t)