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2016年1月訪日客好調 2000万人の目標を達成するなか、政府はどう動いているだろう

観光庁は2月16日に2016年1月の訪日外国人の調査を発表した。日本を訪れる観光客の人数は昨年前より1.5倍増で、185万人となった。調査始めて以来、今まで1月としては最も多くなった。

『2016年の訪日観光ビジネスが好調なスタートを切った。日本政府観光局が16日発表した1月の訪日客数(推計値)は前年同月比52%増の185万1千人。単月で過去2番目の高水準だ…

…国・地域別にみると、韓国が51万4900人で首位。1月初めの3連休や航空路線の拡充などが効いた。2位の中国は、春節に関連した学校休暇の始まりが昨年より約1週間前倒しの1月20日ごろからとなり、家族旅行が増加した。3位は台湾で香港、米国が続いた。』

引用:日本経済新聞「訪日客好調 1月52%増 中国、人民元安でも2.1倍」 2016年2月17日 http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS16H4L_W6A210C1EA2000/

増加の勢いを見ると、今年は訪日外国人客数2000万人という政府の目標が達成できると予測する。ただし、問題は訪日客3000万人という次の目標である。観光立国向けに政府はどんな施策をおこなっているか。観光庁は2月16日に訪日外国人の現状と観光立国実現に向けた施策や戦略について話した。

『…受け入れ体制の整備のため、宿泊施設不足への対応、外国人旅行者の利便性を図るための無料公衆無線LAN環境の整備やSIMカードの利用促進、貸切バスの路上混雑解消、外国人旅行者の安全・安心の確保のための医療提供体制の強化などを同時進行で行っています。オリンピック・パラリンピックというイベントは世界中の多くの方々に日本を知っていただくまたとない機会であるため、プロモーション活動に力を入れて、リピーターの増加を図ります。

また、観光産業全体の競争力強化、生産性の向上を目指しています。例えば、本年度は小樽商科大学と連携して旅館・ホテルの経営者を対象とした人材育成講座を開きましたが、こうした講座は来年度も拡充する予定となっています。人材の育成は、短期的にも中長期的にも観光産業を活性化させていく上で重要な取り組みと考えています。』

引用:株探「「訪日外国人3000万人へ、その施策は?」 観光庁に聞きました! <直撃Q&A>」2016年2月16日 http://kabutan.jp/news/marketnews/?b=n201602160499

編集者:オスカー チャウ