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2019年9月の訪日数、ラグビー効果の英国・ベスト更新のベトナムに注目

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▲出典:日本政府観光局(JNTO)

日本政府観光局(JNTO)が発表した統計によると、2019年9月の訪日外国人数は前年同月比5.2%増の227万2900人で、2018年の215万9595人を約11万3300人上回る結果となりました。また、1-9月期の訪日外国人の数は2441万7800人で、前年同期の2346万8719人を約94万9100人上回り、4.0%増となりました。

市場別では、英国で単月として過去最高を記録したほか、17 市場(中国、台湾、タイ、シンガポール、マレーシア、インドネシア、フィリピン、ベトナム、インド、豪州、米国、カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、ロシア、スペイン)で 9 月として過去最高を記録しました。

訪日外客数が多い韓国市場の減速は続いているものの、ラグビーワールドカップ2019日本大会の開催による、出場国が含まれる欧米豪市場の訪日外客数の増加(+7万7000人)と、中国市場および東南アジア市場において引き続き訪日外客数が堅調に伸びていることが増加のポイントで、台風21号や北海道胆振東部地震の影響を受けた昨年同期の訪日客数の減少も、増加の一因となりました。
 
注目すべきは、ベトナムの躍進で、1-9月期では、前年比+29.1%増の37万6000人が訪れ、同期の20か国・地域の中でトップの伸び率を記録しています。

2019年9月・単月を見ても、訪日ベトナム人の数は前年より30.9%が増加し、9月の過去最高値を更新しています。これで、ベトナムは2012年1月から単月の最高値を7年9か月連続で更新していることになります。

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この好調な推移は、旅行会社と連携したキャンペーンによる訪日旅行商品の販売促進、訪日セミナー・商談会の実施やイベント出展などの訪日プロモーションの効果に加え、新規就航や増便による航空座席供給量の増加やインセンティブ旅行を目的とした渡航の増加などが背景となっており、ベトナム市場は、タイににつづく東南アジアのインバウンドターゲットとして定着しつつあります。