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台湾大手タクシー業者、大和自動車と提携

外国人は日本で旅行するとき、タクシーを利用するケースが多い。しかしながら、言語の壁や支払料金の計算が分からないなどの理由で、タクシーを利用することに不安があるようだ。

台湾のタクシー市場シェアで1位を占める「台湾大車隊」は、2018年8月から東京の大手タクシー業者「株式会社大和自動車」と提携し、既に自社のタクシー予約アプリ「55688」で、訪日の際に大和自動車のタクシーも予約できるサービスを導入した。

「台湾大車隊」は台湾で最大手タクシー業者であり、国内で保有するタクシー数は1.9万台があるという。近年、「55688」アプリで予約機能を含め、多様なサービスを提供し、多くの台湾人に使われているそうだ。

日本政府観光局の資料によると、台湾人の海外旅行先として日本は1位。「台湾大車隊」は、台湾人が日本でも安心して、台湾国内と同様にタクシーを利用できるように取り組んでいる。

「台湾大車隊」の担当者によると、大和自動車と提携したことで、訪日台湾人の「55688」利用数は、2019年年末までに1000回以上の利用、空港送迎とタクシーの貸切利用が予想されている。

大阪に進出した中国の「DIDI」タクシー予約サービスアプリのように、海外発のアプリが日本企業と提携し、訪日中でも国内で愛用しているサービスを利用できる事例が多く増加している。海外のお客様を誘致するために、今後とも現地でよく使われているアプリと提携しすることで市場拡大の効果が見込めると、筆者は考えている。

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