韓国人旅行客の間で、東京や大阪といった大都市よりも、静かで混雑の少ない日本の小都市を訪れる傾向が強まっています。松山や熊本、宮古島などでは旅行者数が大きく増加しており、「癒し」や「地域文化の体験」を目的とした需要が拡大しています。これに応じて、韓国の航空会社各社は日本の地方都市への路線を積極的に拡大しています。特にLCCは新規路線開設や増便を進め、小都市旅行の需要を取り込んでいます。今後も小都市路線をめぐる航空会社間の競争が激しくなる見通しです。
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【韓国】日本の小都市を訪れる旅行客が増加…航空各社の路線競争も激化
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日本を訪れる韓国人旅行客の足が、東京・大阪のような大都市から抜け出して小都市へ次第に移ってきています。小都市は大都市に比べて混雑が少なく、現地人の生活や文化を間近で体験できるという魅力があり、「ゆったりとした日常旅行」を望む旅行客にとって魅力的な代案となっています。
国土交通部航空ポータルシステム統計によりますと、今年1月から7月までに日本路線を利用した旅客(出発・到着合算)は1,544万5,744人となりました。これは昨年同じ期間の1,427万5,419人と比較すると8.19%増加した数値です。コロナ以前の2019年同期(1,301万5,259人)よりも18.67%増加しています。
このような需要拡大には、小都市旅行を好む傾向がはっきりと浮かび上がっています。日本の小都市の中で最も人気のある松山を訪れた旅客数は、昨年1月から7月が8万5,584人だったのに対し、今年の同期間は13万4,967人と大きく増加しました。九州地域の熊本も同じ期間に6万4,558人から12万5,327人と、約2倍に増加しています。
静岡は6万8,250人から9万2,285人、宮古島は1万4,696人から4万3,818人に旅行客が増加しました。一方で、広島は12万2,151人から9万9,082人に減少するなど、地域別で差が見られます。
航空業界では、多様な運賃の選択肢や自由旅行需要の拡大が、日本路線成長の核心的な要因であると分析しています。最近は円安の流れが続いており、下半期にも日本旅行の需要がさらに増えると見込まれています。特に、過密観光(オーバーツーリズム)に悩む大都市よりも、静かな小都市への関心が高まっています。
済州航空が昨年11月、自社SNSで実施したアンケート調査結果を分析し発表した2025年旅行トレンド「REST」によりますと、小都市を訪れた回答者665人のうち、小都市を選んだ理由として最も多かったのは「韓国人のいない静かな癒し旅行を楽しみたかった」(424票・複数回答)でした。次に「あまり知られていない旅行地の特別な魅力を感じたかった」が373票で2位、「すでに様々な有名な旅行地に行ってきた」が181票で3位となりました。
実際に日本の小都市旅行を楽しむ40代の男性は、「大都市はどこに行っても似ているが、小都市は日本の自然や地域文化がそのまま残っていて魅力的である」と話しています。また、「最近は東京のような大都市では、オーバーツーリズムの影響で日本特有の親切さが減ったように感じるが、小都市はまだ歓待文化が残っている」と述べています。
このような流れに合わせて、国内の航空会社も小都市路線を次々と拡大しています。大韓航空は昨年11月、仁川~熊本路線を27年ぶりに再開し、仁川~小松・長崎・新潟・青森・岡山の5路線に単独で就航しています。仁川~白浜路線も、大韓航空が旅行会社と連携してパッケージでチャーター機を運航している路線です。
アシアナ航空も昨年末、仁川~熊本路線の運航を8年7ヶ月ぶりに再開し、旭川路線は昨年12月から週4回の定期便を新規就航しました。宮崎路線も単独で運航しています。
国内の低コスト航空会社(LCC)も、日本の小都市路線を最も積極的に多様化しています。済州航空は6月に仁川~函館路線へ新規就航し、先月から週4回に増便しました。このほか、松山・静岡・大分・広島・鹿児島など、日本の地方路線に就航し、小都市旅行の需要を取り込んでいます。
ジンエアーは石垣島をはじめ、宮古島、北九州路線を単独で運航しています。エアソウルは仁川~米子路線を、イースター航空は仁川~徳島路線に単独で就航しています。ティーウェイ航空は仁川~佐賀路線を単独運航しており、熊本・福岡・沖縄路線を中心に小都市攻略を強化しています。
日本の小都市路線をめぐる競争は、今後さらに激しくなると見られます。航空業界の関係者は「まだ多くの人が訪れていない日本の小都市路線には、成長の余地が大きい」とし、「今後、航空会社間の競争がさらに激しくなるだろう」との見通しを示しています。
引用元:デイリアン
(2025年8月19日配信)
※原文をもとに当社で要約・翻訳・編集しています。
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