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日本の観光地や空港に「クールなトイレ」を設置、観光業発展に向け「トイレ外交」をグローバル展開―中国メディア

2015年5月15日、観光客にとって最も恐ろしい「悪夢」とは?反対に、最も嬉しく楽しいことは?日本人はこの問題についてひとしきり考えた結果、両極端のこれら2つの体験はいずれも「トイレ」と関係があるという結論を得た。新華網が伝えた。

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日本紙は、関係者の談話として、「日本政府は、全力を尽くし、世界規模で『トイレ外交』を展開しようとしている。世界各地の観光客を誘致する目的で、技術面での優位性を頼みに、観光地や空港に『最もクールなトイレ』を設置する計画だ」と報じた。

仏AFP通信は、「日本のトイレ技術は世界トップレベルだ。理にかなった、至れり尽くせりの設計によって、数多くの世界からの観光客を魅了した。たとえば、米国の歌姫マドンナや人気俳優ウィル・ウミスは、日本のトイレを体験し、その清潔さや快適さを絶賛した」と伝えた。

公衆トイレであれ、個人宅のトイレであれ、「暖房便座・温水トイレ」は、日本では最も基本的な仕様になっている。これらのトイレは、自動暖房機能を備えており、1年で最も寒い時期であっても、「便座に座った瞬間のヒヤリ感」はもはや有り得ない。さまざまなランクのトイレに、「人の動きを感知して自動操作する機能」「自動消臭機能」「流水音発生機能」など、さらにさまざまな付加機能が備わっている。

「トイレ使用後の流水の勢いが良すぎて、衣類を濡らしてしまわないか?」といった心配をするご婦人もいる。このような問題を解決するため、日本のトイレメーカー設計担当者は、流水量をセンサーでコントロールする機能を開発した。このほかにも、日本のトイレは、省エネ・節水を非常に重視している。

ある関係者は、日本紙の取材に対し、「日本は、多くの観光客が集まる空港や観光地に、より多くの『ハイテクトイレ』を設置し、これらの最先端トイレの快適感をアピールする計画だ」と明かした。

日本政府は今夏にも、「トイレ外交」の最終プランを決定する見通しで、2020年の東京オリンピック開催を控え、世界中の観光客に大々的にPRする方針という。

関係者は、「清潔で心配りが行き届いたトイレは、日本の観光業発展にひと役もふた役も買うであろう」と予想している。(提供/人民網日本語版・翻訳/KM・編集/武藤)