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2017年3月の訪日外国人数は同月過去最高の記録を更新 アメリカは単月最高

JNTOによると、2017年3月の訪日外国人数は、2016年同月比 9.8%増の 220 万 6 千人となっており、3 月として過去最高だった。4月はイースター休暇や、桜シーズンの影響で、欧米豪などからの旅行者数がさらに増えており、訪日需要の高まりが期待されるという。国別では、東南アジアからの訪日観光客の伸び率が最も高く、インドネシアが前年比34.5%増の3.6万人、ベトナムが31.8%増の3万人だった。

また、アメリカは単月として過去最高を記録し、前年比12.6%増の13万人となっており、注目すべきだと筆者は思っている。最近アメリカでは、ミレニアル世代の中で、海外旅行をしたい人が増えているようだ。アメリカの大手旅行予約サイト「TripHobo」の調査によると、同社のユーザーの中で、30%以上が25歳~34歳であり、その半分以上が海外旅行を予約したという。カナダやメキシコなど距離が近い国は、最も訪れた国として変わらずあげられているだが、日本とタイに行く人も近年増えており、海外旅行者の5%を占めているようだ。「TripHobo」は、このトレンドが今年も続くと予測しているという。

上記のインバウンド市場の現状を見ると、東南アジアやアメリカなどといった、これまでの主要な訪日国地域以外からの重要性が増えており、今後、こうした国の観光客を呼び込むために、もっと力を入れなければならないだろう、と筆者は考えている。

編集者:オスカー チャウ、小池 泰史