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「和食」がベトナム人に人気 その理由とは?

ベトナム人の間で、和食の人気が高くなりつつある。日本貿易振興機構によると、近年、ベトナムの市場に進出する日本企業が増えており、世界からベトナムへの海外投資額の中で、日本が2位となっているという。その内、食品関連の企業が多く、2016年に利益が出た日本企業の60%以上が食品会社だったようだ。理由としては、ベトナムの中流階級の増加と共に、食品の品質を求めるレベルも上がっているからだという。また、日本ベトナム文化交流センターによると、ベトナムにある日本レストランの数も増えており、現在ホーチミン市だけでは約200店舗があり、全国ではあわせて約500店舗があるようだ。和食がベトナムで流行っている理由としては、日本料理とベトナム料理の作り方(ゆで方、蒸し方など)が似ており、両国とも海鮮料理を生で食べる習慣があるからだとう。

実は、観光庁が3月31日に発表した、2016年の「訪日外国人消費動向調査の2016年年間値(確報)」によると、訪日ベトナム人1人当たりの飲食費は54,182円となっており、全国籍・地域の中で1位だった。上記を考えると、今後訪日ベトナム人に日本をPRするためには、「和食」というキーワードが重要になるだろう、と筆者は思っている。

編集者:オスカー チャウ、小池 泰史