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桜シーズンまであと2週間 中華圏における訪日ツアーの予約が好調

桜シーズンまで後2週間。毎年、桜を楽しむために、多くの外国人が訪れる季節だ。中華圏の旅行会社によると、現地では2017年も日本の桜ツアーの予約率が高いようだ。2017年の桜の満開日は、東京で4月2日、関西で4月9日、九州で4月8日前後、北海道で5月5日前後になると予測されている。また、中華圏の清明節は4月4日、イースターは4月14日~17日になっており、ちょうど桜シーズンに合わせられているため、日本ツアーを予約した香港人が多いようだ。現地の旅行会社によると、日本ツアーの予約率はすでに60%~70%になっており、韓国や台湾のほかのツアーを含めると、今年の売上は10%増を見通しているという。

また、中国にある大手ECサイト「美団網」によると、同社が販売している日本ツアーの予約率はほぼ満席になっており、特に関西のツアーは人気が高いようだ。理由としては、奈良や京都などでは、桜を楽しみながら有名な観光スポットも見られるからだという。その内、「東京+富士山+京都+大阪6日間ツアー+露天温泉」や「奈良公園+富士山桜のトンネル」、「名古屋+大阪+東京7日間ツアー」などをテーマとした旅行商品が一番売れているようだ。また、「京都1日の旅」や「京都嵐山電車+桜」など、FIT向けの日帰り旅行商品を予約した人も非常に多いという。

上記の桜ツアーの予約率を見ると、4月に日本を訪れる中華圏の人は、今年も多いと期待できるだろう。2017年の下半期に、中華圏の人が日本にどういうものや体験を求めるのかを予測するためにも、桜シーズンの動きに注目しなければならない、と筆者は思っている。

編集者:オスカー チャウ