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2016年、訪日インドネシア人が激増 これからの課題とは?

近年、訪日インドネシア人が増えつつある。2016年の訪日インドネシア人は、震災前の2010年と比較すると、230%増の27万人になっており、日本ビザの申請に、在インドネシア日本大使館を訪れるインドネシア人も1日に400~500人いるようだ。日本大使館によると、4月は花見シーズンのため、1日に1,800人も来館する日もあるそうだ。大使館では混雑が続いており、インドネシア人のビザ申請などの手続きがより効率的に行えるように、元々1階にあった日本人向けの窓口を同館2階へ移動した。

また、インドネシアでは経済が好調なため、それに伴い、海外旅行をするインドネシア人が増加している。大統領ジョコ・ウィドド氏が2013年に就任してから、海外からの投資を増やすための改革に取り組んでおり、2016年のGDPは2015年より5%増加した。現在、国際通貨基金は、インドネシアのGDPは2017年にさらに5.3%増加をすると2018年に6%増を予測している。旅行予約サイト「Skyscanner」によると、2016年インドネシア人に一番人気な海外旅行先としては、ソウルや、東京、マレーシアのペナン州、大阪が上位になっている。ソウルの検索回数は2015年と比べ、2016年にはまた2倍になっているようだ。

実は、2016年の訪韓インドネシア人は29万人おり、訪日インドネシア人数を上回っている。理由としては、最近インドネシアでは、K-popや韓国ドラマが流行っており、若者を中心に開催されたK-popイベントも多く、訪韓の意欲が上がっているからだ、と筆者は思っている。より多くのインドネシア人に日本を訪れてもらうためには、韓国のように、日本のサブカルチャーや魅力をもっと発信しなければならないだろう、と筆者は考えている。

編集者:オスカー チャウ