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地方では訪日外国人向けの取り組みが増加 インバウンドに与える影響とは?

最近、インバウンドに力を入れる地方が増えている。島根県と鳥取県は鳥取・米子空港に香港定期航空便が就航してから、訪日香港人を呼び込むために、様々なインバウンドプロモーションを行っている。最近、両県は香港の新しいテレビ局「Viu TV」を招聘し、山陰の観光地を舞台にしたドラマを制作している。ドラマは1月に島根県の松江市や出雲市など各地で撮影を行った。香港では3月に放送され、キャセイパシフィック航空やキャセイドラゴン航空の機内でも上映される予定だ。

また、山形県は雪などの観光資源を活用した、訪日外国人向けの特別なツアーを導入している。市内にある自治体「月山ジオパーク推進協議会」は、中国人向けに雪遊びやリース作り、餅つきなどの活動を含めるツアーを実施している。協議会によると、ツアーが始まった理由としては、中国では上海など雪があまり降らない地域が多いため、積雪しやすい山形は中国人に魅力が沢山あるはずだという発想からだという。

日本のインバウンドが長期的に成長するには、日本の多様化する魅力を外国人に発信しなければならない、と筆者は思っている。そのため、東京や大阪などの都会だけではなく、地方の力もかなり重要だ。上記のような、訪日外国人を呼び込む取り組みに、力を入れる地方が増えてくれば、今後インバウンドの発展に対して期待できるだろう。

編集者:オスカー チャウ