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訪日中国人の消費動向再認識が必要?

訪日中国人の消費動向は変化し続けている。日本銀行大阪支店は6月17日、関西国際空港を利用した訪日客の消費動向に基づいて、関西のインバウンド需要の調査を発表した。中国訪日客は2014年1~3月、購入した電気製品などの高額品が全体買い物の38%を占めたが、2016年1~3月は24%までに下がった。逆に、化粧品や医薬品など日用品の割合は25%から45%まで上がった。また、日本銀行札幌支店も、北海道を訪れる中国人は高額品より日用品を購入する傾向があると発表した。理由としては、中国に対するビザ緩和などにより、北海道への旅行者層が多様化となっており、一般人の旅行者が増えているからだ。

ただし、訪日中国人の消費額が減っても、低いとは言えない。例えば、関西国際空港では、2016年1~3月の訪日客消費単価を見ると、中国人が圧倒的に高く、約14万円となっており、韓国の10倍だった。例えばだが、消耗品や日用品と違い、電気製品、時計などの高額品がいったん買えば、すぐ新しいものを買うわけがないため、消費単価が減っても、不思議ではないだろう。FIT、リピーターの訪日中国人が増えているから見ると、中国人のニーズはまだ高いと筆者は思っている。

参考:
Travel Voice「インバウンド消費動向に変化、北海道では低価格品目が消費増、飲食店などタビナカ需要対応が急務に ―日本銀行」2016/06/22
http://www.travelvoice.jp/20160622-65267
流通ニュース「西のインバウンド需要/購入商品が高額品から日用品にシフト」2016/06/20
http://ryutsuu.biz/topix/i062019.html

編集者:オスカー チャウ