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訪日客の増加で、成田・中部国際空港の売上高が過去最高

訪日客が増加し続けているため、空港会社の売上高は伸びている。成田国際空港会社は2016年3月期の連結決算で、営業収益が4期連続で上がった。収益は前期比7.5%増の2184億円となっており、2004年民営化してから最高だった。リテール事業の収益に関して、訪日客の増加の影響で、飲食店が12%増、物販店が29%増、免税店が15%増だった。期の内訳でみると、上期は37%、下期は5%増し。免税店に至っては4%減だった。理由としては、高額品より日常品求める中国人が増えており、羽田空港の中国便の拡大などで成田国際空港を利用する中国客も1~2割減っているためだった。しかし、成田国際空港会社は2017年3月期も増収増益で、純利益が2016年3月期比13%増の274億円を予想している。

また、中部国際空港は2016年3月期の連結決算を発表した。2005年開港してから、売上高(12%増の552億円)、純利益(64%増の45億円)などが最高となった。理由は訪日客の需要を取り込めたと友添雅直社長は述べている。中部国際空港を利用する訪日客数は過去最高の213万人となり、中国や台湾のLCCの新規就航・増便で訪日客が増え続け、免税店など商業の売り上げも伸びている。中部国際空港は新規就航・増便したことにより、2017年3月期の売上高が7%増の592億円、純利益が1%増の46億円と見込んでいる。

参考:Yomiuri Online「訪日客増、成田空港が増収増益…民営化以降最高」2016/05/15
http://www.yomiuri.co.jp/economy/20160515-OYT1T50025.html

日本経済新聞「中部空港、売上高と純利益が過去最高 訪日客取り込む」2016/05/17
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO02383600W6A510C1L91000/

編集者:オスカー チャウ