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インバウンド増加の影響で日本運輸業が堅調

訪日客の増加に伴い、日本の運輸業が好調である。成田空港を利用する外国人客は2年連続して増加しており、最高記録を更新した。2015年度、国際線で日本を訪れる外国人は2014年度と比べて21%増の1290万人となった。理由としては、第3旅客ターミナルビルがLCC専用施設となってから、アジアの旅行客が急増したからだ。成田国際空港会社によると、2015年度の日本人客が1310万人だったこともあり、外国人客数は日本人客数に迫っている。2016年度中に日本人を超える可能性もあるという。

また、インバウンドの影響で、航空業界以外にも、鉄道も好調である。西日本鉄道は2016年3月に売上高が前期比0.6%減だったが、経常利益が24.5%増の225億円、最終利益が46.5%増の151億円となっており、過去最高だった。理由の一つとしては、鉄道・バスを利用する訪日客が増え、3.4%増の866億円となったからだ。西鉄の倉富純男社長も5月9日の記者会見で利益増加について、「インバウンドの大きな風が吹いた」と述べている。上記の傾向を見ると、インバウンド影響で日本の運輸業は今後も成長し続けると期待できるだろう。

参考:産経新聞「西鉄、減収も過去最高益 訪日外国人増で運輸業好調」2016/05/10
http://www.sankei.com/region/news/160510/rgn1605100024-n1.html
日本経済新聞「成田空港の外国人客、最高の1290万人 日本人に迫る」2016/05/07
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS28H7H_X00C16A5NN1000/

編集者:オスカー チャウ