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那覇空港の第2滑走路、3月26日開業 発着1.8倍増


画像:内閣府 沖縄総合事務所<那覇空港プロジェクト>

沖縄・那覇空港の第2滑走路が3月26日に開業、2本目の滑走路の供用が始まります。

総事業費約2074億円を投じ、沖合の約160ヘクタールを埋め立てて建設された第2滑走路は、民間機と自衛隊機が共用していた既存の那覇空港において課題となっていた、沖縄県を訪れる観光客数の増加に伴う混雑の解消が主な目的。

供用開始後は主に着陸用として活用され、約1.3キロ離れた現在の滑走路は離陸を中心に使う役割分担を想定しています。

現状では、新型コロナウイルスの感染拡大による減便が相次いでいますが、開業とともに安定運用できる発着回数は年間発着容量は現在の年13.5万回から年24万回へと、1.8倍に拡大し、空港としての能力が飛躍的に高まる事になります。

これにより今後、アジアに近い地理的優位を生かした訪日外国人の集客の増加が期待され、国内でも主要な地方空港としてのポテンシャルが向上される見込みです。

2本目の滑走路は長さが2700メートルあり、国内線の一部で使っている米ボーイングの大型機777も発着可能となり、新たに建設した新旧2本の滑走路を見渡せる新管制塔も、高さ88メートルで、国内の管制塔では羽田空港に次ぎ2番目に高いとのことで、管制官が技術を習熟するため、1月から運用を開始しています。