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セブンイレブン、訪日客向けの禁忌食材を画像で識別できるアプリを実証実験


Image:株式会社セブン&アイ・ホールディングス

セブン&アイ・ホールディングス(HD)はイスラム教徒(ムスリム)やビーガン(完全菜食主義者)向けに、禁忌の食材の使用状況が分かる画像認識アプリの実証実験を始めました。

同社のプライベートブランド(PB)の約2900商品が対象で、専用アプリケーションを利用しスマホで商品棚を撮影すると、避けるべき商品を色別で表示する仕組み。

専用アプリで商品棚を撮影すると商品を識別し、画面上に表示する枠の色で判定結果を伝えます。ムスリムとビーガンが食べられない豚肉などを原料に使う商品は黒色や灰色の枠で囲み、ムスリムが食べられる食品はピンクの枠、ビーガンが食べられる食品は黄色の枠でそれぞれ示します。

この実証実験は、NTTドコモとハラル対応を支援するフードダイバーシティ(東京・台東)が協力、フードダイバーシティがアプリを提供し、ドコモが人工知能(AI)を活用した画像認識技術を担当します。

訪日外国人客が増えるなか、多様な食文化に対応するべく、ドコモとフードダイバーシティは2018年に食品判定のシステムを開発し実験を進めてきましたが、小売企業と連携した実店舗での実証実験は今回が初めてになるとのこと。

食品を判定する機能をもつ専用アプリ「ハラル グルメ ジャパン」は、無料で利用可能で、実証実験の期間は3月16日から5月31日まで、イトーヨーカドー大森店(東京・大田)など都内のイトーヨーカドー6店舗で実施します。