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訪日客向け「遠隔ロボット案内」の実証実験を実施 ANAHD×三菱地所


画像:ロボスタ

ANAホールディングスと三菱地所は、2月26日(水)~28日(金)まで、遠隔地にいるスタッフがロボットや照明設備などを遠隔操作し、観光に関わる案内をする「遠隔操作営業の実証実験」を行います。
同実験は、千代田区の丸の内エリアで、三菱地所が受託運営する訪日客向け総合観光案内所「JNTOツーリスト・インフォメーション・センター(TIC)」で実施する予定。

実証実験は、遠隔操作で接遇業務を行うための必要機能を確認するもので、各案内所では大型台風などの自然災害発生時、交通機関の計画運休による出勤時間の遅れや出退勤時のスタッフの安全を確保したため、営業継続が困難だった経験や、観光案内所の人手不足のほか、子育てや介護に伴う在宅勤務など柔軟な働き方の整備による訪日外国人対応の課題に向けた試みということです。

今回の実験で使用するロボットは、ANAHDの普及型コミュニケーションアバター「newme」。
遠隔地にいるスタッフが、案内所に来た訪日客に多言語で案内するほか、案内所の出入り口の開施錠と照明設備を操作します。開施錠と照明設備の実験は、三菱地所が出資する「Live Smart」のスマートホーム技術を活用します。

実験でのチェックポイントは下記の4つ。

①モニター画面のサイズ感
②MAP案内などモニターにおける切替機能の必要性
③誘導など複数の訪日客への案内が円滑にできるかの確認
④電波干渉、開閉頻度が高い扉への適応など、導入時の遠隔操作設備の動作確認

今後、ANAHDは同実験で得た結果を基に、観光案内業務やフレキシブルな働き方にも適したアバターロボットを研究・開発する予定で、三菱地所は、ロボットや遠隔操作技術を活用した次世代型の施設運営管理の在り方を追求するとしています。