Inbound News 2019.08.20 LINE Pay、WeChat Payと連携開始 インバウンド消費にプラス効果を期待
インバウンド消費において、今や欠かすことのできない「モバイルペイメント」ですが、その課題としてあるのが「スムーズな決済の連動」です。
世界各国でそれぞれ利用されている様々な電子決済サービスが日本へ進出し、加盟店を増やしたり既存のサービスと統合する動きをとっている理由も、決済の連動性を高め、訪日客が自国での利用環境と同様の消費を可能にするためです。
このような動きの中、スマートフォン送金・決済サービスの「LINE Pay」は、中国テンセントが提供する「WeChat Pay」との加盟店における連携を開始したと発表しました。これにより、WeChat Payユーザーが訪日した際、日本国内のLINE Pay加盟店に掲示されたQRコードをWeChat Payで読み込むことで、そのまま決済できるようになります(相互連携ではなく、WeChat Pay→LINE Payのみ)
LINE Pay Global Allianceで提携する韓国の「NAVER Pay」もWeChat Payと同時に申請できるため、それぞれのサービスで導入手続きする必要はないとしており、売上もLINE Payと合算して管理可能で、WeChat Payの加盟店手数料は、LINE Pay同様、2021年7月31日まで0%にて提供するとのことです。
また、既存の加盟店でも、LINE Pay 据置端末、プリントQR、LINE Pay店舗用アプリを申込・利用開始した店舗を対象に、9日以降順次「WeChat Pay」に対応する予定。利用可能な店舗にはアクセプタンスマークが掲出されるとしている。
今回の取り組みは、国内のLINE Pay加盟店のQRコードをWeChat Payでも読み込み可能にし、WeChat Payの決済システムにつなぐものとなるが、支払時のユーザー情報は決済したサービスにのみ伝達され、双方のサービスで共有されることはないとしています。
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