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コインロッカー難民を救う「荷物預かりサービス」と「シェアリングエコノミー」

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インバウンド市場の拡大とともに、増え続ける訪日客にとって大きな課題のひとつとなっているのが、コインロッカーの不足。
「コインロッカー難民」という言葉が生まれるほど、訪日外国人で賑わうエリアの裏側では、主に駅周辺にあるコインロッカーだけでは需要に追い付かず、増設するにもスペースの確保や運営面などの問題を抱えています。

そんな課題に対し「シェアリングエコノミー」を活用したサービスを通して解決に取り組んでいるのが「ecbo cloak」というサービス。
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ecbo cloakは「荷物を預けたい人」と「荷物を預かるスペースを持つお店」をつなぐシェアリングサービスで、アプリからの事前予約で、カフェ・郵便局・駅構内など、多種多様なスペースに荷物を預けることができます。
全国の主要な都市で展開し、現在の導入店舗数は1000以上。コインロッカーに入らないベビーカーなど大型の荷物も預けられるので、訪日客にとっては痒いところに手が届く便利なサービスと言えるでしょう。

シェアリングエコノミーを活用したインバウンドの課題解決は、荷物預かりサービスを中心により幅広い連携を可能にしています。

まず、8月6日に開始した、USEN Mediaが運営する訪日外国人向けグルメサイト「SAVOR JAPAN」とのサービス提携がそのひとつ。同サイトは英語や中国語など4カ国語で展開しており、ecbo cloakの利用者も約7割が外国人旅行客で、サービスの親和性が高いため、SAVOR JAPANサイト内に「50 Restaurants in Japan Where Luggage Storage Service is Available(荷物預かりサービス「ecbo cloak」が使えるレストラン50選)」を公開することで、サイトに掲載している飲食店の一部にも空きスペースを提供してもらうなどの連携を通し、保管可能店舗をオリンピック前までに1万カ所に増やす目標を掲げています。

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この他、今年7月25日に日本に進出し、サービスをローンチした予約アプリ「FunNow APP」と業務提携し、台湾や香港からの訪日観光客向けの旅行者にecbo cloakの荷物預かりサービスを提供する取り組みを実施すると発表しました。
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FunNowは、位置情報を元に、近くの厳選レストラン・バー・マッサージ・ホテル・スパ・イベントなどのサービスを提案し、0.5秒以内で確実に席を確保。ギリギリ直前(15分)までの予約も対応出来る「クロスセクター型間際予約アプリ」で、主に台湾人・香港人向けにサービスを提供しているため、外国人利用者の大半が台湾人であるecbo cloakにとっては、SAVOR JAPAN同様、サービスの連携性や拡張性を期待できるコラボレーションです。