【韓国】訪日旅行の大きなきっかけは「聖地巡礼」?
▲Photo by JAPANKURU
日本を訪れる韓国人は最近、有名な都市や観光地中心の旅行から日本ならではのカルチャーやグルメを楽しめる地方都市やゆかりのあるエリアへと足を延ばす観光客のニーズが大きく増えているといいます。
これには、大きなきっかけとして、韓国の「ヲタク」的なマニアたちの聖地巡りの影響も少なくはないとのこと。

マンガ、アニメ、コスプレ、ホビーなど、韓国の人々の趣味の分野に根強くある日本のカルチャーは、1960年代から始まるロボットヒーローをはじめに80年代以降から現在まで数多くの名作が世界に広がり、最も近い国である韓国の10代から40~50代の「キダルト(KID+ADULT)世代」と呼ばれる世代まで幅広いマニアたちも熱狂させています。
そんな文化的影響を受けた訪日韓国人が、コミケなどのイベントや、憧れを持つコンテンツゆかりの地を訪問する「聖地巡礼」が近年倍増しています。

アニメマニアにとって「聖地」とは、左記品の背景に登場した場所や、ファンなら必ず実物を見るべき場所のこと。最も代表的でわかりやすいのが、お台場の「実寸大ガンダム」などですが、その聖地を構えるエリアで特に地方都市は彼らの訪問が街の経済を支えているともいわれているほど人気が高いです。
埼玉県の各所に点在するアニメのロケ地やレジェンド作家の生家などには毎年多くの韓国人が訪れているほか、茨城県の大洗はアニメ「ガールズ&パンツァー」のファンが全世界から殺到し、2016年度の税収が前年対比26倍も増加したそうです。
聖地巡礼は、レアな地方都市だけではありません。温泉観光地として有名な「箱根」も、アニヲタの間では「エヴァンゲリオンの聖地」とされています。北西部の「仙石原」は同作品の中で「第3新東京市」が建てられた所で「特務機関NERV」の本部所在地でもあります。箱根は温泉地としてのPRとともに世界的ヒット作であるエヴァンゲリオンを活用した様々な観光コンテンツを開発、巡礼客(?)を迎えています。

マニア向けのインバウンド誘客はアニメキャラクターやその関連商品だけでなく、作品の裏側にありながらも「文化」として深いつながりを持つ様々な要素を活用した旅行コンテンツが求められています。訪日韓国人にとってもJPOPカルチャーへのあこがれは例外ではなく、むしろもっとディープな体験を最も欲しがっているのは韓国のマニアたちではないでしょうか。
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