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中国のワイン市場が急成長 インバウンドに与える影響とは?

近年、中国のワイン市場が急成長している。中国関税局によると、2016年に世界から中国へ輸入されたワインの売上は2680億円に達しており、毎年約16.3%の成長率であるという。理由としては、年収の増加によって、ワインを飲む女性が増えているからだ。2012年には輸入ワインを飲む習慣がある人の内、女性は全体の1/3しか占めていなかったが、2015年には50%にも増加し、特に白ワインやスパークリングワインが人気のようだ。

中国のワイン市場の成長と共に、日本でワインを求める訪日中国人も増加している。中国最大の検索エンジン「Baidu」が、2017年旧正月に、同社のWebやアプリを利用した訪日中国人が検索したキーワードをデータにまとめ、彼らの消費動向を発表した。調査結果によると、訪日中一番調べた「モノ」の中で、日本酒とワインがトップ10に入っている。

ただし、実は、中国現地でワインを飲む習慣がある人は3800万人しかいない。14億人もいる人口から考えると、割合はまだまだ低く、成長が期待できる、と筆者は思っている。中国のワイン市場の成長に伴い、スパークリング日本酒や日本産の白ワインの輸出が増加することで、インバウンドにおける売上にも刺激を与えられるだろう。

編集者:オスカー チャウ