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日本のおもてなし 手ぶら観光

訪日客がより便利に移動できるようなシステムの「手ぶら観光」が国内で広がっている。2014年春から、佐川急便は東京駅で「東京手ぶら観光手荷物預かり処」を設置している。訪日客は1日中大きなスーツケースなどの荷物を預けられる。午前11時までに荷物を預ければ、当日中に東京23区内の宿泊所や羽田空港に届けることもできる。多言語対応できるスタッフや爆発物検査装置も用意しているので、訪日客は安心してサービスを使える。訪日客は荷物を引き取るためにわざわざ駅に行くことがなくなるのは、届けるサービスのメリットだ。また、ヤマト運輸も、全国15か所や空港で「手ぶら観光」サービスを行っている。東京、大阪、京都まで荷物を届けられるので、関西と関東を巡る訪日客にとって、便利だ。

現在、国土交通省は「手ぶら観光」を広げるために、荷物預かりカウンターの認定制度を実施している。荷物の紛失、破損に対して補償制度を導入するカウンターに認定ロゴマークを進呈。今、全国で86か所が認定されているが、国土交通省は2017年3月末までに160か所に増やそうと目指している。上記の動きを見ると、インバウンド向けの新サービスを開発するために、訪日客の行動からのニーズを見据えることは大事だ、と筆者は深く感じている。

参考:Yomiuri Online「荷物預けて 手ぶら旅行」2016/05/18
http://www.yomiuri.co.jp/komachi/news/20160516-OYT8T50011.html

編集者:オスカー チャウ